製造の現場でも
言葉を拾い集めるお二人の現場でも抽象的な言葉が飛び交っているようで、
仮縫いしたものを修正する時も
「ここは、もうちょっとギュッと!」とか「ふわっと」とか、
そういう言葉の応酬らしいです。
「本当なら、もう何cm詰めてとか具体的な数字で指示を出すべきなんでしょうが、
それよりも気分や雰囲気を大切にしたいので、そういう伝え方になります。
パタンナーもそれをよく理解して汲み取ってくれるので。
『着心地のよさ』はパターンの役割が重要ですから、
そういうやりとりも全て『着心地のよさ』に繋がっていると思います。」
近頃は、そういった抽象的なニュアンスを理解できるパタンナーさんも
少なくなってきているようで、
cinq symphonieだからできるアプローチなのかもしれません。